安曇野から眺める常念岳
安曇野では、トタン板で覆ってある元・茅葺き屋根の家はたくさんあるのですが、写真のように屋根の大部分を茅葺きのままにしてある民家はほとんど見かけません。
見つけても納屋だったりして、茅葺き屋根の下で人が実際に生活しているケースは、もう稀(まれ)といってもいいのではないでしょうか。
後ろに薄く見えているのは常念岳です。
「温」は「ゆたか」と読みます。
梓川村(現 松本市梓川)にほど近い場所から撮った常念岳です。安曇野の南の端に近い場所ということになります。この辺りでは、常念岳は山頂付近しか見えず、またその山容もやや扁平な三角形に見えます。
きょうは一日中風が強くて、この写真を撮った時も稲が波打っていました。
上の写真と同じ温(ゆたか)地区ですが、このあたりまで北に来ると、いかにも「安曇野の盟主」らしい姿となります。松本市街地からの眺めも、これに近い姿をしているのではないでしょうか。
朝のうちは長袖を着ていないと寒いくらいでしたが、その後どんどんと気温が上がっています。
写真は、11時半頃に撮った常念岳です。中腹に雲がかかっていますが、このところこうした常念岳の姿をよく見るような気がします。
夜半から降っていた雨は、朝7時半頃にはほとんど止みました。その後も雲が安曇野を覆っていて気温が上がらず、涼しいというか肌寒さを感じるくらいの状態が続いています。
写真は、午前11時半くらいに撮った常念岳です。
安曇野を東から西へ、そして北へと通っているサイクリングロードです。正面に見えるのは常念岳です。
途中にはトイレや休憩施設、公園があり、安曇野の景色を楽しみながらノンビリと走ることができます。
きょうも安曇野は良い天気です。
夏にしては珍しく、常念岳が姿を見せてくれています。昼近くになると霞んでしまうのは、この季節、仕方の無いことでしょう。
田んぼでは、赤とんぼが群れて飛ぶ光景が見られるようになっています。写真に点々とホコリのように見えているのは赤とんぼです。
稲が植えられないまま水が張られている田んぼに、常念岳と夕焼けが映っています。
きょうの安曇野は暑いものの、湿度が低いうえにそよ風が絶えず吹いていて爽やかです。
夏にはほとんど姿を見せない北アルプスが、くっきりと見えています。